医療保険と医療補助アプリの連携による「保険IoT」の実現

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(写真=PIXTA)

IoTとは「Internet of Things」の略称で、あらゆるモノがインターネットによる通信機能を備え、情報端末として機能している状態、あるいはビジョンを表した言葉です。たとえば、家庭内のエアコンなどに通信機能が埋め込まれ、屋外でもスマートフォンによる遠隔操作ができるなどのケースが挙げられます。他にも、電力計がインターネット機能により電力使用量を随時把握し、住宅内の家電製品の使用状況を制御する、といった事例もあります。

そんななか、今にわかに話題になっているのが「保険IoT」です。

IoTの字義に照らすと、保険IoTとは“保険にインターネット機能が備わったもの”、ということになりますが、具体的なイメージは湧きにくいかもしれません。しかし、この「保険IoT」のコンセプトは、長寿化が進む現代人の健康管理に大きな一石を投じるものになりうるかもしれないのです。

今回は、新たに登場した「保険IoT」のサービスと、今後の展望について解説します。

医療保険と医療補助アプリ「MySOS」の連携

生命保険や火災保険、地震保険など、保険にはさまざまな種類があります。特に医療技術の進化によって、日々変化しているのが医療保険です。医療保険は「健康状態」や病にかかった際の「治療の種類」に対して保険金が支払われるため、医療技術のトレンドが変われば医療保険も対応する必要があります。そして、この医療と医療保険とをITでつなごうという試みが、「保険IoT」のコンセプトの一つなのです。

2016年7月、東京に本社を置く株式会社フィナンシャル・エージェンシーは、健康管理に係るアプリなどを運営している株式会社アルムとの業務提携を発表しました。フィナンシャル・エージェンシーは、IT技術を駆使することで保険市場の流通性を高める事業を展開している企業です。また、提携先のアルムが提供しているアプリ「MySOS」は、自身の健康記録(健康診断結果等)を保存・管理できるとともに、近隣におけるAED設置場所の確認などが行える医療補助アプリです。

フィナンシャル・エージェンシーは、MySOS会員向けに無料の保険を提供することで、マーケットを拡大するとともに、顧客の健康情報等の蓄積を図っています。

保険IoTの現状と展望

フィナンシャル・エージェンシーとアルムによる保険IoTの提供は始まったばかりですが、早くも利用者にとって有益なメリットがもたらされています。MySOS会員に提供される無料保険は有期保険ですが、この期間の満了頃にフィナンシャル・エージェンシーの選任する保険プランナーにより、無料の保険コンサルティングが受けられるのです。

また、MySOS会員はフィナンシャル・エージェンシーの提供する保険フォローサービス「よつば」を無料で利用できます。「よつば」は、保険金請求時に専任スタッフが訪問してくれるなど、保険金の受給漏れを削減するためのサービスです。

上に挙げたサービス例は、「保険IoT」のほんの先駆けにすぎません。今後の展望としては、膨大な顧客情報と顧客の健康管理状態を蓄積したビッグデータを「リアルタイム」で保険とつなげるサービスが見込まれるでしょう。たとえば医療機関とアプリが連携することで、患者が治療を受けると即時に保険会社へ情報が配信され、保険金が直ちに支払われるといったことが考えられます。また、時代とともに移り行く病のトレンドや患者の分布情報(男性・女性、年齢の違いなどで、どのような病気にかかりやすいか)を随時活用し、より細かくカスタマイズされた医療保険をアプリ上で案内するなどが可能となるかもしれません。

医療保険は医療の変化へ対応する必要があるため、廃れやすいという性質をもっています。そこでITを利用することで最新の技術に対応した保険を開発し、個人に対して各々のニーズに合う商品を提供するサービスを手掛けることが、今後の「保険IoT」に求められることとなるでしょう。

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